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【世界旅ブログ】アジアの辺境・奥地へ

【砂漠ドライブ】UAE街紹介シリーズ⑪砂漠編:Big Red - Wadi Maidaq - Al Bateah

今回は本格的にUAEの砂漠を走る旅。

 

 

普通のセダンの車で岩山のオフロードを走ったことはあったが、本格的な砂漠には専用車でないと行けないため遂に購入を決断。

 

 

まずは手始めに比較的初心者向けなドバイ近郊の砂漠の道へ。

道をラクダが塞ぐのが面白い。

 

 

途中大通りに出たところで町へ立ち寄ってから再び砂漠へ。

 

 

砂漠を走っていると時折遭遇する競馬ならぬ競ラクダ場。

特に涼しい冬季の週末ともなるとラクダレースが各地の町で開催される。

 

 

しかしながらラクダは運転していると結構邪魔である。

とはいえ、財産としてみなされるこの国ではラクダを車で轢いたりすると賠償請求など面倒なことになるため慎重にハンドルを切る。

 

 

ドバイのクリーク付近で宿泊した翌日。

 

 

翌日はUAE東部の山岳地帯を目指す。

 

 

やってきたのはWadi Maidaq。

 

 

Google map上で景勝地として表示されていたので興味を持って訪れたが期待外れだった謎の池。

 

 

水資源の豊富な日本とは違い、少しでも水が湧き出ているとそれだけで有名スポットになってしまうのが砂漠の国のさがである。

 

 

でもこのあたりはナツメヤシの木が生い茂っていて確かにオアシスとしては素晴らしい場所である。

 

 

その翌日。

 

 

やってきたのはAl Bateah。

 

 

UAEのオフロードは大きく山岳部と砂漠に分けられるだろうが、山岳部はデコボコ道で乗り心地は良くないので、走っていて気持ちいいのは滑りやすいが走りやすい砂漠の方が圧倒的に楽しい気がする。

 

 

オフロードから整備された道が見えてくると安心する。

 

 

ドライブ好きとしてはやはりオフロードには道なき道を走るという楽しさがある。

 

 

 

【岩山ドライブ】UAE街紹介シリーズ⑩山編:Khatt hills

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やってきたのはUAE北部ラスアルハイマ首長国

オマーン山脈が連なる山岳地帯だ。

 

 

丘のふもとにぽつんとそびえるホテルなのか廃墟なのかどっちつかずの建物を横目に山の方へと進んでいくと。。

 

 

そこには広大な峡谷が出現。

いわゆるWadiと呼ばれるもので雨が降った時にだけ水が流れるが、普段は渇水状態の枯れ川だ。

 

 

峡谷を横目にセダンの普通乗用車で更に上へと登っていく。

 

 

路面状況は基本的に硬い岩でゴツゴツしているのだが、時たま砂が少し溜まっている場所もある。砂があるとタイヤがスピンしそうで危ないが、無ければ無いで上下に激しく揺さぶられながら進まないといけないので運転が難しい。

やはりトヨタランドクルーザーなどで走るべきところだろう。

 

 

一番標高の高いポイントを過ぎて、山を降りていくと集落を発見。

 

 

村内では家畜がほぼ放し飼い状態。

こんなところに家畜泥棒はいないだろうし、訪れる人もめったにいないだろうから迷惑にもならないのだろう。

 

 

道中電線らしきものを見かけたので何かしらの施設があるのだろうとは思っていたが、まさかこんな山奥にまで人が生活する村があるとは思わなかった。

 

 

村の更に奥にまで道は続いていそうだったが、きりがないので今回はここまでとすることにした。

来た道を引き返して戻っていく。

 

 

登りよりも下りの方がカーブでハンドルやブレーキがきかなくなり事故になるリスクが高いので慎重に運転しながら進む。

 

 

行きの際に見た峡谷が見えてきた。

 

 

そしてラスアルハイマへと戻った。

色味のない世界観の中で太陽の灼熱をより感じながら道を進むのが冒険的で面白かったが、何よりも山上に人が生活する集落があるというのが衝撃的な今回のドライブであった。

 

【ここもドバイ?】UAE街紹介シリーズ⑨Hatta編:水の町

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ドバイ首長国でありながら、ドバイの街からは車で何時間も運転しなければならないほど遠く離れた町Hatta。今回はこのハッタという町を訪問。

 

 

Hattaへの最短ルートは実は隣国オマーンを通過する道。

カーナビでもこのルートが出てきてしまったので、ナビ通りのルートを辿っていたら自然と国境へと来てしまった。

UAE国民をはじめとするGCC加盟国民は国境を自由に行き来できるのだが、日本人には難しいため、迂回ルートへと入る。

 

 

オマーン国境を迂回して自動車でHattaへ。

UAE東海岸に近づくと山が沢山で道路も山道となる。

といっても高速走行用に整備されているので運転は快適だ。

 

 

Hattaの街へとやってきた。

 

 

名物のハッタダムへと行く前に街中にあるFortへと立ち寄る。

UAEでは昔からある町にはこういった砦が丘の上などによく立っている。

 

 

丘の上にあるだけあって町を見渡せるのだが当日はあいにくの曇天。

 

 

ハッタダムへとやってきた。

ダムの施設には建国時のアブダビ首長とドバイ首長の絵が。

 

 

ダム湖。自然の川する存在しないUAEでは当然だが自然の湖ではない。

それでも砂漠の国にこれだけの淡水が溜まっている場所は他にはないのでないだろうか。

 

 

ハッタダムではカヤックなど水上スポーツアクティビティが盛んだ。

 

 

ドバイまでの帰り道、日の入り頃にみかけた美しいモスク。

 


ダムがあるといっても正直なところ、そこまで多くのことが楽しめるわけではないのが正直なところ。Khorfakkanなど似たような場所も国内にはある。

ただ、やはり観光の盛んなドバイ首長国のおかげで紹介される機会が多くマーケティング上手という感もあるのがハッタという街であった。

車でも結構かかるのだが、冬場など涼しい季節の気分転換に訪れるのは良いかもしれない。

 

 

 

【UAQ】UAE街紹介シリーズ⑧Umm Al Quwain編:寂しい町の博物館

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北方の首長国ウムアルクワインを訪問。

 

 

ウムアルクワイン博物館の中へ。

 

 

館内には昔の武器や生活の様子がわかるものが展示されている。

 

 

UAEにある7首長国の中でも最も存在感の薄い首長国といえるかもしれないウムアルクワイン。

中東地域の商業中心地ドバイ首長国、石油の湧く政治の中心アブダビ首長国、ドバイ経済圏の郊外通勤エリアで芸術文化に強いシャルジャやアジマン首長国、最北に位置して壮大な山脈地帯を抱えるラスアルハイマ首長国東海岸の中心フジャイラ首長国。それぞれに特徴を持つ首長国の中ではエリアも小さく経済規模の小さいウムアルクワインは中々辛い立ち位置にもある。

 

 

まともな観光地といえばこちらの博物館くらいなものだが、それでも他の首長国の博物館と比べると見劣りしてしまう部分も大きい。綺麗に整備されているとも言い難い様子であった。

 

 

昔の寝室の様子。

 

 

昔の商店も再現されている。

館内の雰囲気はドバイ博物館に似ている。

 

 

博物館に戦車や大砲が展示されているのはUAEらしいところだ。

 

 

近くの港には廃船が停泊していた。

やはり町の様子からも廃れてきている首長国であることが伺い知れる。

 

 

ウムアルクワインでは訪れた際に街中でみかけた人もまばらであった。

ドバイやアブダビなどが世界一の何々を沢山持ち、人が集まる中で同じUAE国内にはこうして町の発展に苦しむ地域もあるのがUAEの一面であり、対外的に注目される上辺の面だけでなく、こうした実態を知ってこそ初めて国の実態を理解できるものなのだと考えさせられた訪問であった。

【ドーナツ型二重飛び地越境】UAE街紹介シリーズ⑦東海岸編:Fujairah / Khalba / Madha / Nawa / Khorfakkan

UAE一周旅。

ドバイ・シャルジャエリアから東海岸へと向かう。

 

 

道の途中にあった立派なモスク。

こちらはシャルジャ首長国内に位置しており、UAEでは珍しいトルコ風建築のモスクとなっている。

 

 

郊外の辺鄙な場所にあるモスクだが、参拝者は結構来ていた。

建物内に入るのは遠慮しておいた。

 

 

国土を横断して東海岸へと向かう。

平坦な道が続くと思いきや、途中にはオマーンから連なるオマーン山脈を越える山道となっている。

 

 

そして山を下るとフジャイラ首長国の町フジャイラへと辿り着く。

 

 

工事中ということもあろうが、他の首長国とは異なり、街の中心部でもインフラがかなり怪しい状態。

 

 

UAEはもちろん砂漠の国なのだが、排水設備が整っていないため一度大雨が降ると洪水が起きたりもする。ここフジャイラも過去にそうした洪水被害の発生した場所である。

写真はないがフジャイラの海岸沿いには出荷用の原油タンクが沢山並ぶ。UAEからするとアブダビやドバイのある西海岸ではなくフジャイラ東海岸側からだとホルムズ海峡を迂回して原油タンカーへ出荷することができる。

 

 

フジャイラから少し北上して同じく東海岸側のKhorfakkanの町へとやってきた。

こちらはフジャイラ首長国ではなく、シャルジャ首長国に属する町である。

 

 

大学や官公庁が集まる閑静なエリアを抜けて隣町へとやってきた。

 

 

この辺りはUAE内にも関わらずオマーンの飛び地が存在する。

 

 

整備されたオマーンの道路。

 

 

舗装された道路が続くかと思いきや、まさかの舗装路が途切れる。

ここに国境があってUAE側の道路は未整備だったようだ。

勢い余ってオフロードへと飛び出してしまった。

 

 

折り返してUAE内にあるオマーンの飛び地内にあるUAEの飛び地(つまりドーナツ型の飛び地)へと向かう。

 

 

オマーンの飛び地マダから更にその中にあるUAEの飛び地ナワへ。

見渡してもたいして大きな建物はなく、住人らしき人はちらほら見かける程度だ。町というよりも村程度の規模感だ。

 

 

ここから先UAE内陸部へと進む道はオフロードとなっていた。今回は普通のセダンで来たため、ここで引き返すものの、後日オフロードカーを入手して再訪した時にはここから先へも向かった。

その際に遭遇した岩の洞窟。人が何人も入れるような大きさだ。

 

 

洞窟の先にるShees parkという公園。

滝もあって綺麗に整備されていた。

 

 

さてKhoffakkanへと戻り、ビーチへ。

 

 

砂浜はかなり長い海岸線。向こうには港湾も見える。

 

 

ビーチ沿いにはカフェも集まっている。

 

 

Khorfakkanから数km北上。

 

 

アルビディヤという小さな町にある遺跡。砦のように見えるが、ここはUAEでも最古のモスクとされるAl Bidya Mosque。

 

 

沈みゆく夕日が美しい。

 

 

帰り道は珍しく大雨に遭遇。

乾燥地帯で水捌けの悪いUAEのインフラは一度大雨が降ると溜まった水で交通が麻痺してしまうのだった。

 

 

【ルーブル美術館】UAE街紹介シリーズ続⑤Abu Dhabi編:中東の砂漠にルーブル?

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フランスのパリにあって世界的に有名なルーブル美術館

実はその別館が中東にもある。

その名はルーブルアブダビ

30年間の名前の使用量だけで4億ユーロ。

建物自体の建築費用の5倍以上にもなる。

 

 

欧州や日本、あるいは中東でもペルシャやレバント地区、古代文明の存在したエジプトやバーレーンなどと異なり目立った歴史や芸術文化も存在しないUAEにとって、金で買ったようなものとはいえこうした文化施設は非常に大きな存在となる。

 

 

地域柄なのか欧州や東アジア地域だけでなく中東・南アジア・中央アジア・アフリカ地域の作品も多いように感じた。

 

 

ミイラ。フランスはナポレオンのエジプト遠征で多くの美術品を持ち帰っているはずなので、それらが同じアラビアのUAEルーブル美術館として展示されているのは何とも不思議だ。

 

 

バベルの塔

 

 

日本の屏風も展示。

世界地図と日本地図が描かれている。

 

 

かつて展示されていたナポレオンの絵。

教科書などでもよう見る構図の絵だ。フランスからの借用期間が過ぎてしまったのか2023年現在では展示されていない模様。

 

 

ナポレオンの各地への遠征によりフランスは一時期多くの美術品が世界中から集まったという。

見覚えのある考える人の銅像も。

 

 

アブダビルーブルの建築物としての特徴となる大きな屋根。

アラビア文字をイメージしているのだそう。

 

 

アブダビ島に隣接するサディヤット島の端っこに位置するため、海が館内にまで。

 

 

美術品鑑賞だけでなくフォトスポットとしても人気の場所だけある。

 

 

 

【古代神話】ギリシャ旅行そのⅥ:神殿の丘アテネ

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翌朝。ナクソス島で購入したTシャツを着て、宿泊先近くのカフェへ。

 

中東と違って、ご飯は美味しい。

 

 

衛兵の交代式。

 

 

お土産に飴を購入。

 

 

 

これはマスティハというギリシャのスーパーフードとして古来から重宝されてきたもの。
木の天然樹液で、一説によると胃や腸の病気や虫歯予防にも役立つのだとか。

 

 

神殿のような作りのアカデミー。

建物壁面には女神アテナの誕生の様子が、円柱の上には左にアテナ神、右にアポロ神の像が。

手前の台座には左がソクラテスで右がプラトンなのだそうだ。

そして同敷地にはアテネ大学や国立図書館が隣接。

 

 

アテネの繁華街エリアへと歩いていく。

 

 

街中の古い教会。

 

 

パルテノン神殿のあるアクロポリスの丘が見えるレストランにて一服。

 

 

その後人通りの多い地区を歩いているとアテネの古代遺跡に出くわす。

街歩きするだけに普通にこういう景色に遭遇するのがこの町のすごいところだ。

 

 

ここは大昔に賢人たちが天下国家を論じた古代アゴラ。

 

 

沈みゆく夕日が美しい。

 

 

この日はお土産を買って早々に帰宅。

 

 

翌日。

昼間まで所用を済ませてから外出。

宿の近くにあったカフェで一服してから出発だ。

 

 

本日の宿。

たまたま安いところが見つかったのでこの日はエアビーでなくホテルに。

値段の割に立派な玄関だ。

 

 

チェックインして荷物を置いてから、街を散策へ。

市場に行ってみたが、こちらは特段面白いものはなく臭いが厳しいかったので早々に退散。

 

 

アテネではこんな感じの宝くじ屋を街中でところどころ見かける。

 

 

さてやってきたのはアテネの醍醐味であるパルテノン神殿

 

 

チケットを購入して入場する。

 

 

161年に建築されたイロド・アティコス音楽堂。今でもシーズンにはここでイベントが開かれるそうだ。

すぐ近くにはギリシャ最古の劇場である酒と演劇の神のために造られたディオニソス劇場もある。

音楽堂を横目に神殿への階段を登っていく。

 

 

プロピレアという前門を通過すると目前にはパルテノン神殿が。

 

 

パルテノン神殿は現在修復工事中のようだ。

 

 

丘から眺められるアテネ市内の眺望も素晴らしい。

 

 

アクロポリス遺跡を跡にして街中へと戻る。

 

 

評判のケバブ屋へと訪れたら、地元の若者が行列を作って並んでいた。

 

 

中東のケバブと違って、ギリシャで食べられるポークのケバブは格別に美味しいかった。

 

 

空腹を満たして日も暮れたので、探索がてら地元のバーに入ってみる。

 

 

お洒落な店内の様子。

ギリシャの繁華街は日本や中東のような雑多な感じもなくてどこを歩いてもお洒落で安全な雰囲気だ。

 

 

翌朝の最終日。

ホテルの最上階フロアで朝食。

 

 

ここは何と言ってもアクロポリスを眺めながら食べられる朝食がよかった。

 

 

昨晩書いておいたポストカードを投函しにいく。

 

 

アテネは市内どこへ行っても落書きが激しく、その酷さは見ての通りポストにまで及ぶ。

この時も作業員が落書きを消すためのペイントの最中であった。

お断りしてポストカードを投函させてもらう。

 

 

空港へ行くために来た時に使用した電車に再び乗る。

ギリシャではこの時にはコロナの影響でまだマスクの着用が公共交通機関では必須であった。

 

 

空港へ。

 



正直なところアテネ市内は落書きも激しくて観光には微妙な雰囲気もあったが、エーゲ島の美しい景色と雰囲気を楽しめた今回の旅行であった。