マンダレーからバスに揺られて日付けが変わる頃の深夜, パガンに到着した。
街に入る前の検問のようなところで観光客として入域料を支払ったのを覚えている。
ホテルの予約などしていなかったため他の人達が降りた場所で一緒に降りてみた。
受付で尋ねると空き部屋があるそうなのでチェックイン。
深夜はよく分からなかったが朝になるとお洒落な中庭もあってなかなか良い場所だ。
次の目的地としてネーピードーへ行こうかと考えていたのだが,
ヤンゴンと大差ない料金と残りの日数と出発時間を勘案して結局当日夜のヤンゴン行きバスチケットを購入した。
ホテルで電動自転車を借りて街を散策。
パガン地域はオールドパガン, ニューパガン, ニャウンウー及びその他の村々で構成される。
各地が微妙に距離が離れているため電動自転車が人気の足となっている。
そしてこの地域一帯に仏教遺跡が点在しているのだ。
電動自転車で走ればすぐに仏教遺跡が見つかる。
上に登れるパゴダがあるから連れて行ってやるよとよく声が掛かるのだが, 絵描きのようで頂上で絵を販売していてそれを買ってもらいたいようだ。
別に押し売りというわけではないようだが, 案内して貰うと断りづらくなるので遠慮しておいた。
ピンウールウィンでは珍しがられて大歓迎されたものの, 一大観光地のパガンでは流石に日本人だからといって特段珍しいわけではないようだ。
大きい寺院の中へ入ってみる。
寺院の入り口は土産物コーナーだ。
一角には本屋もあった。
女性教育の必要性を訴えたマララやヒラリー・クリントンなど女性の本が目立つ中, 最も多いのはやはりミャンマー民主化の象徴であるアウンサンスーチ女史の本だ。
観光客向けに英語の本が販売されている。
東西南北四方向それぞれに表情の異なる大仏が建つ。
そして寺院の裏庭的なところで発見したのが日本兵の墓。
こんな観光地においても, やはりミャンマーでは日本との深く複雑な歴史的つながりを感じざるをえない。