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【ビルマの避暑地の親日家】ビルマ縦断の旅本編その2:ピンウールウィンでの日本人大歓迎

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パイナップルを食べながら, とぼとぼ歩いているとバイクタクシーの運転手が話しかけてきたので, 地球の歩き方を開いてピンウールウィン行きのバス乗り場の場所に連れて行ってくれと頼む。

どうやらすぐ近くだったようで, ものの2, 3分で到着してしまった。

だが, どうもバスが見当たらない。

場所は確かに地球の歩き方に書いてある場所だ。

運転手に聞くと, どうやら1ブロック戻ったところにあったらしい。

もう一度乗せてもらい, やっと見つける事ができた。

 

乗用車の前でスタッフらしき人に尋ねると5000kyatsとの事。

地球の歩き方に記載されていた3000kyatsの料金より高いので, おかしいというとどうやら乗り合いタクシーの値段だったようだ。

通りの向かいにピックアップトラックのバスがあり, 料金を払うと2500kyatsであった。

どうやら乗り場の情報も含めて地球の歩き方の記載が少し間違っているようだ。

 

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30分程待ってからピックアップトラックに数人が乗り込むとようやく出発した。

しかも謎の大量の荷物を載せている。

マンダレー市内を出るまでに頻繁に停車し, 人が続々と乗り込むのですぐに満杯になってしまった。

道路は凸凹が激しいため, 常にトラックの手摺りにつかまっておかなければならない

 

快適に乗り合いタクシーで行く手段もあったのだが,

地元の人が使う様子が全くなかったため人も全然集まらず, 

出来るだけ地元の人達と同じ交通手段での移動にこだわって旅してきた自分にとっては

むしろ彼らと肩を並べて進んでいくほうが, よほど楽しく感じる。

マンダレーの町を出ると料金所のような場所を通過した。ミャンマーではこのような検問所を町の切れ目で毎回見かける。

 

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街を出てしばらく行くと峠道になるのだが, ここはまだ道路工事中のようで

完全にアスファルトというわけではなく, 頂上付近では土の上を走りながら進んでいく。ただ, 交通量に対して道幅は十分にあるようだ。

 

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土埃もすごいのだが, それ以上に山の上から見下ろすマンダレーの町並みが絶景のため

ずっと外の様子を眺めながら時間を忘れて移動する事ができた。山頂付近では車を止めて自撮りしている地元の人たちも沢山みかけた。

 

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マンダレーを出てから2時間程経っただろうか, 目的のピンウールウィンに着いた頃, 時刻はもう夕方17時頃。

高原地帯に位置するピンウールウィンはイギリス統治時代より避暑地として知られてきた場所であるため, 日中のマンダレーとは打って変わって非常に快適に過ごせる環境だ。

ここは軍事アカデミーがある事でもミャンマーでは知られた町であり, 中心部に入る直前にその前を通過した。

 

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街中の時計台で降ろしてもらってからは, このトラックの出発を待っていた間に予約したホテルへ向かう。

ここはAgodaやExpediaで非常に高い口コミ評価をされており, その点数の表彰状がロビーには飾られていた。

実際に宿泊し, スタッフとコミュニケーションをとっても, その評価に違わず, 非常に良い宿であった。スタッフは素朴で親切だし, 部屋も広く清潔であり, シャワーの温度調整が難しいといった小さな事柄を除き, 文句の付けようがなかった。

日本人にはあまり知られていなくとも, 英国には植民地時代より知られていた保養地であるから, 宿泊文化が進んでいるのかもしれないと思った。

街中には観光客を乗せるための馬車が走っており欧米人の姿もあった。

 

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シャン料理の麺で腹を満たす。値段は1500キャットで100円程。

シャン料理はミャンマー国内でも美味しい事で知られており日本にもシャン料理の店がリトルヤンゴンとも呼ばれる高田馬場などにある。

 

この日の夜は一度下見しておこうと駅に向かったのだが, 日の入りも過ぎており, 駅も一部以外は電気がついておらず, 出歩く雰囲気ではなかったため, 早々に帰宅して翌朝に備えることとした。

 

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セブンイレブン・・・?

 

そしてホテルへ帰る途中にあったお店に雑貨屋かと思い立ち寄ってみたところ中はレストランであった。

そこの店主にどこから来たのかと聞かれ, 日本人だと答えると日本から初めての客だ。

無料で出すから好きなだけ食べていけとの事。

さっき食べたばかりだったし, 旅慣れているせいもあってこういった旨い話は必ず裏があると警戒モードに入る。

無料と思わせておいて後からチップを要求するのは発展途上国の観光地においてよくある手口だ。

 

でも持ち帰って後から食べれば良いからとあまりにしつこく薦めるものなので, まぁ少しくらいなら払う覚悟でデザートをお願いしてみた。

  

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デザートを貰って帰ろうとする素振りを見せながら, このタイミングでお金を要求するんだろうとか考えていたら全くその気配がなく日本人は俺の友達だとか言い続けている。

あれ、請求しないのかとか不思議に思いながら, 危うくそのまま帰りそうになる。

 

え!本当に無料!?

 

どうやらこの店主本当の本当に日本人が大好きで初めて来てくれた日本人だからご馳走しようとしてくれたみたいだ。

正直見た目が怪しい(失礼)かったので疑ってごめんなさいと思いつつ, ここはその粋な気持ちを尊重して有難く頂戴させて貰い, めちゃめちゃ何度もお礼を言った。

 

何やら下手に旅行慣れしてしまった自分が恥ずかしく感じてしまった。

でもどうやらミャンマーは自分の最も好きな国になりそうな予感がする旅の最初の夜であった。

 

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