台湾一周の旅も遂に最終回。
台湾東海岸の海沿いを列車に揺られる。
降車駅まで175元。
台湾にも駅弁がある。
80元で台鉄弁当というようだ。
一気に出発点にして最終目的地の高雄へと移動するのではなく, 前回の記事に書いた太麻里駅に続いて潮州駅という大き目の駅で降りてみる。
駅前にはパチンコらしき店舗。
各駅停車に乗り換えて15元で竹田駅へとやってきた。
竹田駅にはモダンな新たしい駅舎の目の前にかつて使われた旧駅舎も残されている。
駅前のスペースは竹田驛園というらしい。
竹田驛の他にも台中や台東など昔のレトロな駅舎を遺してあることが多いのは台湾の良い文化だ。
かつての紙の時刻表などが往時そのままに。
そして同じく駅前にあるのがこちらの池上一郎博士文庫。
この地で軍医だった池上一郎医師の寄付などにより設立され中には日本語の図書がずらりと並んでいるらしい。
戦時中に医師が野戦病院の医師として滞在していた時は地元住民と積極的に交流して住民から親しまれる人物だったそうだ。
数日前にヤフーニュースが何かに記事になっていて興味を持ったので, ここへ来るために途中下車したのである。
しかし残念なことに年末で休業中であった。
なので窓ガラス越しに見学しただけになってしまった。
台湾では既に日本語教育世代も老齢となりこういった施設も希少だろう。
アジア最南端の日本語図書館だそうだ。
単なる日本語文庫というのみならず日台友好活動の拠点としても使用されているそう。
文庫も空いていなくてまだ日も明るいので駅前のよさげなカフェに入ってみる。
中の空間はガラス張りでお洒落。
インスタ映えスポットなのか写真撮影会をしている人がひっきりなしにいる。
それから再び列車にのり47元。
そして遂に高雄へ。
有名なフォルモーサ駅こと美麗島駅。
出発したときと同じように今回もまた高雄の夜市近くに宿泊して夜市で夕ご飯。
台湾夜市でよくみかける倒れている瓶を糸で引っ張り上げて立たせるゲーム。
翌朝空港へと向かう。
地下鉄での移動は30元。
高雄国際空港から日本へと飛ぶ。
空港の窓ガラスも良い感じの雰囲気。
東京行きの安い航空券がなかったので関空経由で帰る。
遂に日本へと戻ってきた。
お好み焼きを食べて東京へと戻る。
総括
台湾はやっぱり人も街も見た目が日本っぽいし, 言語が異なるとはいえ人が親切なので海外という感じが全くしない。
自分の中の旅人スイッチを入れなくても国内旅行の感覚で回れてしまうっていうのが台湾旅行の素晴らしいところであった。