ミャンマーのタチレクを発って, タイのメーサーイへ戻ってきた後, ソンテウへ乗り込んでゴールデントライアングルへ向かう。
ソンテウは乗り込んでから人が集まった20分後ぐらいに出発した。
出発してからx
国境に沿ったのどかな田園地帯を走り抜けてゴールデントライアングルへたどり着く。
元々ゴールデントライアングルとはタイ・ミャンマー・ラオス国境付近の地域一帯を指すが狭義にはこれらの国境が交わるメコン川のあるポイントを指している。
今回訪れたのはそんな国境ポイントである。
到着するなり早速現れたのは不審者の職質ポイントっぼいところ。
流石かつては大麻栽培で一世を風靡した場所である。
国境といっても農村地帯の大きな川といった感じで厳しい見張りがあるわけでもない。
今でこれなら過去には人目を忍んで物資を運ぶ事など容易だっただろう。
川沿いには国境散策クルーズの船が沢山ある。
観光客がボートへどんどん乗り込んでいき対岸のラオス側へ渡っていく。
この辺り入出国管理はなぁなぁなのだろうか。
といっても渡ったところで更に奥へ入っていく道などないようなので来た通りに戻ってくるしかないのだが。
中国語がせわしなく飛び交っていて高温の日差しを浴びながら中国人の行列に並んで待っているのも辛そうなので結局ボートには乗船しなかった。
近くにあった大麻博物館へ行く。
途中で場所が分からずさまよっていたオランダ人老夫婦を連れて一緒に入った。
門構えは豪邸の屋敷のようでなかなか威厳がある。
大麻を吸うと座っているのが面倒になるのかこの手の展示では必ず吸っている人は横になっている。
そういえばゴールデントライアングルへ潜入した探検作家の高野秀行も横になって吸っていたと言っていたから共通するもんなのだろう。
この地域は少数民族が多い場所としても知られる。
タイ王室, 特に前国王の母は周辺地域の農作物開発に尽力した人物らしい。
さんさんと降り注ぐ太陽の陽射しを活かして太陽光発電も行われているのは不思議な様子だが流石にタイの発展度をうかがえる。
対岸のラオスにはカジノもある。観光客を相手とした外貨獲得用の施設なのが見え見えだが押し寄せる中国人やタイ人はギャンブルへの金遣いが荒い国民性として知られるから儲かるのかもしれない。
こちらも向こう岸へ渡った観光客らしき人を対岸に見掛けた。
この後もう一つの麻薬博物館を見てから夕方のチェンライへの終バスに間に合うよう夕方になる前に近隣の始発となるチェンセーンへ移動する。
ソンテウもトゥクトゥクも捕まらなかったので, お店の人にトゥクトゥクを呼んでもらいチェンセーンへ移動。
チェンセーンでのチェンライ行きバスは大通りに止まっていた。
時間が少しだけあったので近くの市場にも寄ってみる。
規模の大きなものではないがフリーマーケット感が漂うほっこりする市場だ。
肉系の屋台には自働ハエ払い機もある。
チェンライへ戻った後ナイトマーケットへ向かってみると週末なので大いに盛り上がっていて隣接する広場では謎の盆踊り大会的なものも開催されていた。
不思議なタイの庶民文化である。
さて翌朝はいよいよラオスへの国境越えだ。