印象に残った国境超え、以下まとめ
・タイ-ミャンマー
東南アジアの中でも発展度が大きく異なる2国間のため国境を超えた瞬間の景色や文化のギャップを特に感じられる。
特に住民の衣装や化粧の仕方, 国境を抜けると直ぐに現れるアスファルトのない路地、凸凹だらけのメインストリート, 砂埃を巻き上げながら走り回るバイクなど国の成熟度の違いを肌で感じる事ができるのだ。
またミャンマーは元英国植民地なので日本と同様に左通行だったものが, 近年右へ変更されたため, 国境で自動車の左通行と右通行が入れ替わる様子が見られ, 興味深い。
(といってもミャンマー国内では右ハンドル車はまだ沢山見られるのだが...)
・マレーシア-シンガポール
歴史的にも一つの国であったことのある関係の深い二国
平日シンガポールで働くマレー人が週末実家に帰るための大移動があるので
両国を繋ぐ橋の上では連なった自動車やトラックが大渋滞を引き起こす。
ある意味この渋滞が名物と化している。
発展の進んだ両国の国境は二輪よりも四輪が圧倒的主役。
・タイ-カンボジア
アランヤプラテート - ポイペトの国境はバックパッカーの根拠地, カオサン擁するバンコクと東南アジア屈指の観光スポットであるアンコールワットを繋ぐルートのため大勢のバックパッカーが通過する。
この国境も国の発展度の違いを感じられる国境である。カンボジアに入るとリヤカーマンやノーヘルバイカーの出現率の高さを感じられる。人や物資の往来も激しく, 賭博が禁止されているタイの住民が目的地としている国境カジノは非常に奇麗に整備されている。
ここで陸路国境デビューする旅人も多いが、そのせいかタイ側から入っていくと
ビザ手続き代行業者がぼったくり価格を提示しながらわんさか押し寄せてくる。
カンボジアビザは面倒がらずにarrival visaではなく事前に取得しておく方が無難
。
・ベトナム-カンボジア
国際バスで移動すると手続きを添乗員がまとめてやってくれるので何もしないでも良い楽な国境。手続きが早く人の流れがスムーズだからか, 人的交流が多いはずの二国だが, 思ったほど賑わっている感じはなかった。
以前通過した際にはImmigrationにいる怪しいおばちゃんの両替オファーをスルーしてしまったが, その後カンボジア側に両替屋が見つからず大分苦労した。
・ラオス-タイ
入った時から感じられる人々の平和な性格は何とも言えない心地良さ。
ぼったくり被害で荒んでしまった心を癒すために国境を渡るのも良い。
渡るときに通過するメコン川の雄大な自然も必見。かつてゴールデントライアングルと呼ばれた上流地帯はまだまだ秘境の雰囲気を残す。