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【世界旅ブログ】アジアの辺境・奥地へ

【VIPだらけの首都ティンプー観光】ヒマラヤ南麓横断旅2:信号機のない国に唯一ある信号とは?

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さてこれから秋篠宮インドのモディ首相が空港から首都まで移動するという事なので道路が封鎖される前に首都ティンプーへと移動。 

谷間を走る道路は景色が最高だ。

移動中に何度か橋を渡るのだが, しばしばインドの支援で建設されたという英語の看板を見かける。

両国の経済的な結びつきの強さがよく分かる。

反対側の中国とはヒマラヤ山脈がそびえており整備された道路も特にない。経済的にはインドにかなり依存しているだろう。

  

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移動中にすれ違った警察関係の車列。

これからVIPの移動があるのでその警護のためだろうか。

 

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首都ティンプーに到着。

先ずはお昼ご飯の時間。

あまりにも多くて実質バイキングのよう。

 

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レストランにはチベットらしき風景の絵やブータン王室の絵が飾ってある。

この二種類の絵はこの後の旅でもしばしば見かける写真だ。

 

食事後にようやく観光開始。

あんまり自動車の走っていないブータンだが, この日はVIPが来ていて交通規制があるため街中は渋滞気味であった。

ティンプー周りの行き先はガイドにお任せにしてみたところ最初に連れてこられたのが山の中腹にある巨大な仏陀がある寺院。

 

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とてつもなく大きいためインパクトはあるのだが, どうやら最近建てられたものらしく観光ガイドブックなどにも記載されていない。

 

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その後訪れたのが博物館。

ブータンでは必ずガイドを付けて観光しなければならず旅程表もビザ取得時に提出するのだが, 自分の場合はざっくり街の場所を指定しておいたぐらいで具体的な訪問施設は当日にガイドと相談して決定していった。

 

 

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博物館の建物もブータン風。

 

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ブータンの家庭での伝統的な暮らしぶりが展示。

ちなみに現代ではテレビでボリウッドが人気で文化的にもインドの影響が強いようだ。

それから何故か日本アニメのGENJI, CROW (多分クローズの事?) が少し前に流行していたのだそうだ。

 

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お米やワイン。

ブータン米食だ。

アルコールはアラという米からつくる米焼酎のような地酒が主流であるもののワインなど様々なものを作っているそうだ。

しかも家庭で醸造することも多いのだとか。

自家製なので当然各家庭で味が少し違うのだろう。

 

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トウガラシや織物

 

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建物内の展示は撮影禁止だったので途中省略。

次までの移動中に王宮があった。中には入れないようだ。

 

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見つけた注意喚起の看板。 

ドラッグはまだしもアルコール・タバコまでもが禁止されている。

ガイドはタバコはこっそり吸っているんだとか。

 

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やってきたのはこの国の名物であるターキンという国獣。
 

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なんかアルパカのようなゆるキャラ属性がある気がする。

 

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まったりした気分に浸ったら, また次の場所へと移動。

訪れたのは紙漉き工場。

 

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ここでは昔ながらの技法で紙を作っているようだ。

製紙作業における独特のにおいが立ち込める。

 

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自分以外にも欧米人のツアー客が訪問していた。

働いているのが皆女性だが, そういえばブータン世界的にも珍しい女系社会

しかも結婚を式として祝う文化がなく, 特により田舎な東部において夜這い文化があるのだ。

ただガイド曰く最近では近代化の影響で変わってきてはいるそうだ。

 

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ここまででガイドによる本日のツアーは終わり。

他にも国立図書館など行ってみたいところが多々あったのだが, VIP訪問のため閉まっている施設が多く断念

一旦ホテルで一休憩してから街ブラに出かける。

 

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ホテルの前が大きな時計台広場になっているのだが, ホテル下の階段のところが野犬の溜まり場と化していて外出するにも一苦労だ。

お昼前に両替したところ。

この国にはどうも両替所のような場所がないらしくレジすらない普通の雑貨屋みたいなところでおばちゃんが両替してくれる謎システム

ブータン以外の国の感覚だと怪しすぎて偽札なんじゃないかと疑ってしまうが, どうもこの国では日本の田舎町のような住人全員知り合いだから騙される事ないという感覚でやり繰りされているようだ。

 

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ブータンには信号機が存在しない

その代わりに唯一存在しているのがここ。

手旗信号で運営されていて国中で唯一信号のある交差点なのだ。

なんという辺境の国だろうか。

しかもこの交差点は奥が王宮になっていてVIPが通る場所なのだそうだ。

 

秋篠宮家の夏休みとインドのモディ首相訪問に偶然かぶってしまっため, この日も通るんじゃないかと薄々期待していたら本当にVIPの車列が通りがかった。

基本的に車の通行料が少ないため, 道路を横切る歩行者がひっきりなしにいるのだが, この時ばかりは大量の警察官により歩行者がちゃんと両側にある歩行者通路に押しやられていた。

 

そしてこの時通ったのはインドのモディ首相であった。

最初ありがちな黒い車が沢山通ったかと思いきや後ろからトラックが後から付いてきていてその上にスナイパーの警察官(もしくは軍人)数人が銃を構えながら襲撃してくるやつがいないか常時両側の人達に対し警戒している。

いくらVIPとはいえそこまでするのかと驚くあまり, その時の写真は撮り忘れてしまった。

 

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でもよくよく考えればブータンは対立するインドと中国に挟まれた国

しかも近年でも中国との領土紛争で軍事衝突が起きた場所だ。

www.epochtimes.jp

 

この感じだとおそらく国境管理もきっちりとはやっていないだろうから変な奴が潜り込んでくるリスクは当然あるだろう。

(この後に国境を通ったが, 実質やろうとさえ思えば自由に通行できる状況だった)

しかも中国の内政的には非常に不安定なチベット地域とも接するだけにそれだけセンシティブにならなければいけないのかもしれない。

なにせチベット仏教が多数派の唯一の国なのである。

 

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バスターミナル。

そしてそこ面するペットショップのかわいらしい子供。

 

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適当にブラブラ歩いていたところ見つけたのがアーチェリー場

ブータンでは国技ともいえる国民的スポーツである。

 

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ただ防護壁とか十分なスペースもなく非常に危険な環境ではある。

そして伝統的な暮らしを守るブータンの人達が西洋製のアーチェリーの弓矢を使いこなすのは違和感もあるが, 皆アーチェリーを楽しんでいる。

ちなみにブータンでは弓矢だけでなく地方の名家では帯刀している人もいるらしい。

アーチェリーについては後日しっかり見学する機会があったので後程そちらの記事でも記載する。

 

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この後やってきたのはアーチェリー場の隣にあったサッカー場

どうやらブータンにも国内リーグがあるようでその試合があるようだ。

しかも入場は無料

 

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一旦ホテルで晩御飯。

 

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夜中の信号の交差点。

地元の人は気にしていないようだが, 野犬がめちゃめちゃうろついている。

 

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多くはないがよくよく探すと国際的なチェーン店も存在。

といってもパクリ疑惑で叩かれている店だが。。

 

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一本それると電灯などなく真っ暗。

ただブータンの人達の気質もあるからか治安の悪さは感じられない。

 

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市場を発見。

 

 

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大きな建物がでてきた・・と思ったらこれがまさかの橋。

どうやらブータンの伝統的な建築様式で橋が架けられているようだ。

 

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木造でとても立派な橋。

しかし, 向こう岸へと渡っても特段何もなくひたすらシャッター街が続く。

どうやら時間帯によってはここも市場として開いているようだ。

 

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怪しい建物に潜入してみたが, 特に何もなかった。

 

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ビリヤードができる場所も

夜中は子供が道路の真ん中でサッカーをしているが, 特に誰も注意する事なくそれが当たり前であるかのように振舞っている。

 

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続く

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