平渓線を戻ってRuifang駅まで。
駅前からバスにのって九份へ。
山の上の方にある台湾第一の観光名所である九份へとやってきた。
元々寂れた鉱山街だった九份。
近年になり非情城市という台湾で初めて国民党が戦後起こした二二八事件の悲劇が取り上げられた映画の舞台となり,
更にはジブリの千と千尋の神隠しのモデルという話が広がった事から日本人にも爆発的な人気が出た場所。
そのため狭い通りは歩くのが不自由なほど多くの観光客で賑わう。
台湾らしく食べ物屋が多い。
ワンタンメン
ところでジブリの千と千尋の神隠しのモデルと長らく言われていたが, 実は公式に否定されている。
他にこの映画のモデルとみられているのが群馬の四万温泉や愛媛の道後温泉本館、中国の重慶である。
肉まん
こういった産業遺構を見るとこの地がかつて鉱山の街だったことが実感できる。
もちろん今は立入禁止。
かつての鉱山街は石見銀山や足尾銅山, 佐渡金山, 軍艦島などツアーで観光客を呼びこむところも多いのだが, ここは既に沢山の観光客も集まりそんな事もする必要ないのかもしれない。
謎の博物館的な施設は休館中であった。
ブラブラ散策を楽しんで日も暮れてきたので再びバスに乗り駅まで戻ることに。
位置的にバスが発着するターミナルよりも坂の途中にあるバス停が近かったため, そこでバスを待つことに。
しかし, いくらバスを待っても全然来ない。
単純に時間が遅れているのかなと思っていたらやっとバスが来た。
しかし, バスの中は超満員。これ以上乗客を乗せられないため途中のバス停では止まってくれなかったのだ。
仕方なくバスが発着している場所まで坂を登っていく。
しかしながら, そこで見た光景は果てしなく続く人の列。
観光客が殺到しすぎて交通網のキャパオーバーなのだろう。
日本における京都と似たような現象が起きている。
仕方ないのでタクシーを探すが, これも難航。
駅方面の道路沿いを走るタクシーはすべて満車であったため, 少し横道に逸れたところを歩いていきやっとタクシーを見つける。
似たようにタクシーを探してうろちょろしている人がいるので, ちょうどいた日本人カップルに声をかけて相乗りする。頭数で割ると考えるとこれで大分安くなった。
台北に戻り, このままホテルへと戻るには少し早いので, またもや夜市に行く。
危うく九份から出られなくなるところだったが, 無事に戻ってこれて一安心だ。